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読書の中で・・・

心で見る世界

ぼくの書斎に、ずいぶん前に購入した一冊の本がある。
それを何とはなしに、ひさびさに今夜は手に取ってみた。

「心で見る世界」 島崎敏樹 著  (岩波新書)

この中の一節にこんな言葉を見つけた。

「愛の要求」
この言葉から、誘引される若しくは連想されるのは
あなたにはどんな事柄だろう?

この本の中には、こうあった。

「相手に質問をあびせるのは、
相手に自分を開放して与えずにいながら、
先方に『自分と共にあること』を要求する態度で、
文字どおり 『愛の要求』なのである。」

興味深い考え方だと想った。ん~。。どこかで体験したような話である(苦笑)

またその中にこうもあった。

「心理学者のレルシュの言葉で表現すると、
 女性の自己没却は『慈愛』において発し、
 男性の自己没却は『英雄的(へロス)行為』
となって発するという」


人間における
女性的なものは、相手と自分が一体となって休らうことを望むし、
男性的なものは対者と戦い征服する前進的行動を欲するように見える・・・と。

<はて、どこかで聞いたような話だ(笑)>

ここで注目すべきは、「○性的」
あくまでも「的」つまりは、「~のような」と言う点でもある。
ぼくの中では確かに両面があるが、いささか男性的な要素が強いらしい。(笑)
山に登りたくなるのは、その象徴らしいのだね。(^^;

本というのは、おもしろいね。
読む時によって、全然違った見方ができる。今回改めて痛感した。

聖書が「THE BOOK」な訳も、納得できると思う。
人の数だけ、人の命の時の数だけ、生きてる言葉。。。
まさに「本」の中の「本」(笑)

検索してみると、いろんな心で見る世界があった。
その中の一つに、聖書の言葉があったので、
冒頭にリンクを貼り付けてみた。
暇のある方は読んでみられるといいと思う。

今夜は、詩作のための勉強中。。。。(^^)
by satsuki_ok | 2005-03-07 22:44 | いきつぎ(TBの守)