まぼろし

ぼくの中の貴女には、
形がない。

ぼくの中の貴女は、
文字でもない。

たとえていうなら、
香りのような
たとえていうなら
妙なる調べのような
目には見えないけれど、
感じる心。

ぼくの心も見えないでしょう?
ぼくの命も見えないでしょう?

だけど、
これ以上に確かな存在などない。

言葉も肉体も
心を感じる以上に
確かなものなどないんじゃないかな。

愛は人の心の中にしか、住むことができない。

目に見えるそんな世界に物理的な形では存在しない。

信じる以外にぼくに何ができるだろう。

貴女が本当はどんな人であるにしろ、
あの時ぼくが感じた心は
本物だった。

ぼくが貴女に恋してしまったことは、
貴女には申し訳ないけれど、
本当なんだ。

応えてもらえなくても、
貴女に嫌われているとしても、
誰かになんと云われても、
貴女に他に好きな人がいても、
恋をした事実は変わらない。

ごめんね、好きになってしまって。
ごめんね、忘れることもできなくて。
ごめんね、ほんとに。

誰も見ていない。
ぼくだけの心の結晶。

粉々に散ったなら、
カオスから、希望が見えるだろうか・・・。
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by satsuki_ok | 2004-12-25 19:24 | sensitive plant