とある女流詩人に捧ぐ~金子みすず~

決して手にすることのできない愛を
触れることすらできない愛を
幼子を抱くことすら許されず
リンパ節が腫れあがる

引きずる片足に
ただ一人
口にすることすら許されない

すべての愛を凝縮し
短い時を駆け抜けた

おさかなが泣いている
なみだの海で泳いでる

からだの意味はなに?
こころの理由はなに?

たましいが詠んでいる

ふかいふかい沈黙のときが彼女を包み込む
戦い続けた祈りの中で彼女が最後に見たものは
マグダラのマリアの真実だったのかもしれない
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by satsuki_ok | 2005-01-02 09:32 | 芸術?