とある女流詩人に捧ぐ~金子みすず~
2005年 01月 02日
決して手にすることのできない愛を
触れることすらできない愛を
幼子を抱くことすら許されず
リンパ節が腫れあがる
引きずる片足に
ただ一人
口にすることすら許されない
すべての愛を凝縮し
短い時を駆け抜けた
おさかなが泣いている
なみだの海で泳いでる
からだの意味はなに?
こころの理由はなに?
たましいが詠んでいる
ふかいふかい沈黙のときが彼女を包み込む
戦い続けた祈りの中で彼女が最後に見たものは
マグダラのマリアの真実だったのかもしれない
触れることすらできない愛を
幼子を抱くことすら許されず
リンパ節が腫れあがる
引きずる片足に
ただ一人
口にすることすら許されない
すべての愛を凝縮し
短い時を駆け抜けた
おさかなが泣いている
なみだの海で泳いでる
からだの意味はなに?
こころの理由はなに?
たましいが詠んでいる
ふかいふかい沈黙のときが彼女を包み込む
戦い続けた祈りの中で彼女が最後に見たものは
マグダラのマリアの真実だったのかもしれない
by satsuki_ok
| 2005-01-02 09:32
| 芸術?