Leben


by satsuki_ok

夜間飛行

眠れない夜が続き
夜間飛行が続いてる

幻の頻度が高くなり
雲の切れ間にいくつもの幻影を見る

こけた頬のくぼみには
飴玉でもしゃぶらせろ

クマのできた眼窩には
いいわけだけをつめこんで

ぼくはこのまま気狂いで
人生半ばで空に帰る

心配ご無用
鍵穴はひとつしかなく
他のものでは開かない
オートロックになっている

非常扉もない空で
そのまま消えてしまいたい
この世の誰も知らないところへ
逝ってしまいたい

逃れることができないならば
ズタズタな心だけ抱いて
一人で闇に消えてしまおう
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by satsuki_ok | 2005-01-06 02:51 | poem