知らない夜

なにがこんなに悲しいのだろう
込み上げてくるみぞおちのあたりから
塊みたいな哀しみは
あの人の形をしている


口にできない愛憎は
言葉にすると
化け物にかわりそうで
こんな夜は怖くなる


1人きりで
膝を抱えていた
きれいな丸い月だけが
あの頃の私を覚えてるのか

求めても
壊れていく


いつになったら
与えられるのか
いつになったら
奪えるのか


あの人の知らない夜
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by satsuki_ok | 2015-05-23 21:26 | poem