Leben


by satsuki_ok

山鳥の相性

ヤマドリ

鳥の中には一夫一婦制の形態により、種の存続をなしているものが少なくない。
ヤマドリ自体がそうであったかどうかは定かではないが、その繁殖を手がけている人の話を聞いた。
ヤマドリの相性ということについて、彼は力説する。
「ヤマドリを雄と雌とを同じ小屋にいれておくだけで繁殖すると想っている人が多いが、それは間違いだ。なるほど成熟した雌がいれば、当然卵は産むのだ。しかしね、いくら卵がたくさんあっても、有精卵でないとヒヨコにはならない。そこで♂を入れ替わり立ち替わり交換してみると、数個ずつでも有精卵が増えていく。ヤマドリは至極相性を大切にするんだ。野生のものほどその傾向が強いんだよ。」
彼の父からはじまった山鳥の飼育技術の一端を、彼は静かにしかし熱く語ってくれた。

考え深い話だ。。。
こういう話を聞く度に、私は人の世界のエロスに想いを馳せて深くため息をつく。
暇さえあればセックスをするまるでライオンのような怠惰なエロス。
そこにはなんの感動もない。

しかし、同時に次のような記事も見つけてしまった。
タッチとビジョン
認識の科学によれば、触覚と視覚による認知のシステムについて語られている。
なるほど、視覚がビジョンで、触覚がタッチであることにより、共通認識と、個別認識の違いがそこに存在する。と言うことは、いかに、触覚が「個体」そのものを表現するものであるのかと、改めて考えさせられた。
つまり、セックスは「個人」的なものであるということだね(笑)
ビジョンではないわけだ。
したがってそこに共通性がある方がむしろ不自然なのかもしれない。

ぼくの中では、一夫一婦制と、認識の科学が融合されて、「自然な営み」が再認識された。
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by satsuki_ok | 2005-10-05 19:52 | 自然