忘却

じっと持ってたら 痛い
どっと感じすぎたら つらい
それでも そばにあるのだから
そこに あるのだもの
たしかに それは
あったこと

忘れてしまうと かなしい
去っていくのは 時の砂
それでも あの時愛したことは
確かに あったことだもの

いまは 隠れて見えなくても
近い未来に 見えなくなっても
過ぎ去りしこころは
あの時確かに感じてた
生きていくことを

かあさん
とおさん
私に家族は増えないけれど
それでも
生きてきて良かったと
生きていきたいと思える
そんなささやかなしあわせを
日々つづれおっていけるなら
少しは あなたに近づけるでしょうか
たまには あなたを追い越せるでしょうか

それを希望とよばなければ
それを目標としなければ
生きていく権利すらないのだろうか
喜びも与えられないと言うのだろうか
まっすぐに
主に向かって進めない
立ち止まり振り返り
石になる

どうか 砕いてこなごなに
どうか やわらかなこころへと
あなたが変えてくださるように
かたくなな この首筋
あなたの前へ たれるように
ぬくもりあることばを
このこころへ そのこころへ届けてください

忘れ去りたい出来事が
忘れたくない出来事を
うわまわることのないように
感謝のこころを 与え続けてください
軋みすぎる日々の暮らしの中へ
あなたの油注ぎがありますように
祈っていけることを 喜んでいられますように
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by satsuki_ok | 2005-11-28 01:17 | パンの耳