時計の針の巡るのを
忘れるくらいに見送って
心の中を見つめ続けているようで
何も見えてはいなかった
からみついた藻に被われて
心の中が見えなくなった

透きとおる澄んだ水では
魚も住めぬ
落ち葉舞い降り
微生物とともに
腐葉土が流れ込む

生きている
生きていく

分解し続けながら
消化しながら

ただの分子になったなら
また一から始められるのだろうか
澄んだ水へと回帰できるだろうか

曲線の波
直線の角

御心は人から離れてあるのでなく
人の中にあるのだと
汚泥を浄化するフィルターのように
ぼくの心を濾過して欲しい

とめどなく流れ来る世の穢れ
魂が唸る、うめく
もがきながら
もだえながら
すり抜けていきたい

しびれるほどの冷たさの中で
喉元に甘さを感じる水が欲しい
まじりけのない御言葉が欲しい


目に見える望みは、望みではありません。
(ローマ人への手紙 第8章 24節)

死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、
今あるものも、後に来るものも、力ある者も、
高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、
私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、
私たちを引き離すことはできません。
(ローマ人への手紙  第8章 38-39節)

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by satsuki_ok | 2006-09-08 23:24 | パンの耳