Leben


by satsuki_ok

友人

間の抜けたような昼間の繁華街
しっとり濡れた路面に君の姿が映っていた
欲望も想い出もすべてを知り尽くしているかのように
どの街で出会っても変わらずに君が君であることが
ぼくにはうれしかった

君のくちびるが触れたストローに
柄にもなくときめいてしまって
少しだけ無口になったけど
あの頃と変わらない君の笑顔が
こころの端までしみてきた

こんなにも自然にいられことが
なんだか不思議なほどに
同じように年を重ねてきた

語り尽くせない想い出たちが
いつのまにか二人の間にできてしまっていて
遠くなった過去のよるべなく川岸に佇むように
小雨にうたれるままに近い現実を歩いていた

まるで連れ添いあげる夫婦のように
こんな風に時々一緒の時を過ごすのだろうか
いつのまにか隣にいて
離れていてもお互いを感じあえる

大切な友人
出会った頃は原石だった関係が
時に削られ質感が増してきた
限りなく愛に近い関係


~道頓堀にて~
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by satsuki_ok | 2006-11-19 23:04 | poem