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神様がくれた一番大きくて大切なすばらしいプレゼント
それは、昔からずっとずっと昔から変わることなく
人が探し求めてきたもの
そして、今もこれからも欲しがるもの
それほど素敵なもの

たっくさんの人が探したし、
たっくさんの人が考えたり、話し合ったりしたけれど
なかなか見つからないんだ
けれど、一人だけ、たった一人だけ知ってる人がいた
命をかけて守り大切にした人
そして命をもいとわなかったその人は
そのものになったんだ

ぼくはいつものように机に向かっていた
どれくらいか時がたちふと目をあげると、
かわいい天使がニコニコとこちらを見て笑っていた

「何をしているの?」と天使がぼくに語りかける
「自分の気持ちを書いてるんだよ、それよりどうして君はこんなところにいるんだい?」
とぼくは聞いてみた。
「わたしたちはあなたの探しているものを教えてあげるように神様に言われてきたのよ」
「ん?何を教えるって?」
「愛のことよ、あなたは愛を何だと思っているの?」
「あったかくって」
「うん」
「やさしくって」
「うん」
「つよくって」
「うん、それから?」
「美しい・・・かな・・・?」
「そうね、愛って言うのは、いろんな人やいろんなものに化けられるから、
きっとそういったものになるかもしれないわね?
愛はね、心の中にしか住めないの。
そしてその人の言葉や仕草をとてもとてもあったかい輝いたものにさせるのよ。」
「すてきだね、ほんとうに・・。」
「そう、そういう愛をすべての人に神様は与えようと手を差し伸べていらっしゃるの。
ただ・・・その素敵なプレゼントは、なかなか見えないような仕組みになっているの。
とっても残念だわ、いつも待っておられるのに・・・」そう言って天使は少しうつむいた。
ぼくはあわてて、天使を励まそうとしたけれど、
「そうだね・・・早く気づくといいね」なんて、間の抜けた相槌しかうてなかった。
ぼく自身、それが見えていないのだから・・。
「うん、でもいつか気づくと想うわ、そのプレゼントを示してくれる人がいるから」
「??」
「一人一人神様によって多くの人たちに囲まれて守られて生きているから、
そのプレゼントは、受け取るだけでなくて、
みんなの鍵のかかったプレゼントを開けてあげることができるのよ。
今夜はそれをあなたに伝えに来たの。」
天使はそういい終えて瞬く間に去ってしまった。

神様と愛は別のものではなく、本当はひとつなんだね
あの日の天使がいつか誰かに会いに行くかもしれない。
その人も、おそらく今のぼくのように、
頑丈な鍵のかかったプレゼントを
苦心しながら開いていくようになるのだろう。
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by satsuki_ok | 2004-12-30 20:38 | 短編

地球儀

幼い頃、どうしても欲しかった地球儀。
お人形でもゲームでもなく地球儀が欲しかった。

お金をためてようやく手に入れた地球儀
今もぼくの部屋にある

赤茶けた昭和の時代の地球儀

あれからいくつ国がわかれ
あれからいくつ国が独立しただろう
あれからいくつのときが流れ
ぼくはいくつの夢をつむいだろうか。

すりへってもう丸いだけの地球儀は
ぼくとともに歩いてきた

あの頃よりも大きくなったぼくの手が
すっぽりつつめる小宇宙

七つの海を越え
七つの大陸を自由自在に行きかった
あの頃よりもぼくは小さくなったのかもしれない

流転する時
大きな流れが小さな波をかき消す頃
ぼくの染色体は何を見る

ちぎれた細胞の見る世界

化学反応の真実に
哲学が融合するとき
ぼくの心はどこへ行く

終着駅はまだ見えない
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by satsuki_ok | 2004-12-30 14:37 | sensitive plant

初雪

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いつのまにか外は雪
今年初めての雪が降っている

あの日の夢見た日ように

張り裂けそうな心
想い出が降ってくる

いっそこのまま白く埋もれてしまいたい。

雪が冷たいことが
こんなにもうれしいと想ったことはなかった

雪がこんなに白いことが
せつないと想ったことはなかった

ぼくの心に雪が降る

すべてを覆い尽くしてしまうほど降り積もれ
地熱の熱さを冷やしておくれ

雪の中でこのまま眠ってしまおう
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by satsuki_ok | 2004-12-29 21:25 | sensitive plant

大掃除

大掃除
心の中も大掃除

大事なものだけ詰め込んで
引き出しの奥にしまいこんでた
想い出が切なく心を打つ

大掃除は終わらない

いっぱいになった心の中
新しい発見を
新しい驚きと
新しいときめきを
詰め込むスペースのために

軽くする

踊りつかれるまで
片付けたなら
大きく深呼吸して
見つめなおしてみようこの一年を・・・。
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by satsuki_ok | 2004-12-29 15:47 | sensitive plant

本能のtaboo

本能の前では
知性は役に立たない

本能の前では
理性は役に立たない

煩悩の中で
生まれる純粋理性
その深遠

痛みに共鳴する人に警告
「生還できる可能性は低い」

本能のtaboo

その場所に立ったならもう戻れない
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by satsuki_ok | 2004-12-29 07:45 | sensitive plant

そのまま

無言で語るその人の
饒舌な行動
情熱の強さ

その時感じる心がすべて

やさしさで包みたい
寂しがるその心に黙って寄り添いたい
肩を抱き
髪をなでながら
泣きたい人を泣かせてあげたい
涙のわけも聞かないで
胸にしみるその滴
抱きとめてあげたい

そのままでいいから
そのままがいいから
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by satsuki_ok | 2004-12-29 03:41 | sensitive plant
言葉が途切れた瞬間の
見つめあう瞳の中に
宿る一瞬の緊張感

唇が触れた瞬間に
燃え上がる欲望

すべてを食べつくしたくなる
剥ぎ取るように貪りたい
耳たぶも首筋も
鎖骨のきれいな胸元も

隆起した感じやすい乳房を手のひらに感じながら
唇でふれて舌で味わいつくす
流れる蜜を掬い取る
吐息だけの世界

分け入るように
ゆっくりと
包まれて
彼女の中でビートを刻む
激しく揺れる夜

シーツの波にのまれぬように
伸ばしたその手をつないで
彼女の顔を見つめてる

苦しさと隣り合わせの情熱が
狂おしいほど咲いている
かぐわしいほど濡れている

彼女の眉間がゆがむとき
時が止まる

激しい鼓動と息づかい
肉体が解放される瞬間
やすらぎの静寂

脳内モルヒネの至上命令

愚かさと隣り合わせのしあわせ
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by satsuki_ok | 2004-12-28 21:43 | sensitive plant

詩作についての一考察

根本的に思索とは違う。
施策とも違う。
インスピレーションだけのイマジネーション。
刹那的で即興的なもの。

感じるままに
想うままに
連続する瞬間に
切り取られた空間に
心のままに
言葉をのせる
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by satsuki_ok | 2004-12-28 18:56 | sensitive plant
人が与えることができるもの

すべては鼓動の中
すべては欲望の中

ジュリエットの毒
飲み干すロミオ

夢見て死ねたら夢のまま
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by satsuki_ok | 2004-12-28 16:37 | sensitive plant

恋をした貴女へ

切ない夜に揺れている
激しい切望に涙して

心のベクトル
とめられない
眠れない夜

恋が愛に変わるとき

さみしい笑顔が見える
涙を隠す貴女の夜

支えあう夢を見て
求めあう夢を見て
めまいのような
痺れた感覚

放射状に飛びだすビッグバン
ブラックホールを抱いたまま
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by satsuki_ok | 2004-12-28 01:53 | sensitive plant