沈黙
小説の中で語られた「神」
ある人生の中では
雄弁で欠けることのない言葉
御言葉は語られる
こころの中に語られる
罪がなければ許しもいらない
病がなければ癒されない
涙もなければ歓びもない
うその中には真実はない
浮ついた生活は性に合わない
論理的に進まない仕事は嫌いだ
緩急のリズムのバランスも重要である
考えたくないことは考えない
淡々と日常をこなし
抑揚の少ない色彩の乏しい毎日を過ごす気もない
誰もが裸で生まれ
一人で死んでいくのだ
そこに選択肢はない
ノイズはやはり必要ない
空が近いと言った
星空の中君を捜した
青空に君を描いた
木立の彼方
透明なブルー
今日はがんばらない
絶対がんばらないと決めた日
そういうことを
がんばる日(爆)
もぎ取られたような痛み
抜け落ちたような感覚
沈み込むような想い
泣けない
吐き出さない
溜まっていく
降り積もる
沈下する
意地っ張りで頑固だから
あなたの恋をそっとしてあげたくて
黙り込む
心だけで愛した人だから
全てを賭けて愛した
ただ一人の人だから