Leben


by satsuki_ok

解放

鈴虫が鳴いていた。
秋の気配が近づいている。
ぼくの恋も今夜は休息。

風を感じたい。
縛りつけたくない。
自由でいたいんだ、今夜は。
一人で、自分の心に安らぎたい。

たしかに、ぼくはここにいる。
今を生きている。
過去も未来も考えたくない。
今、この時を、ここで一人過ごせる喜び。

解き放て、自分を。
もっと、大きな愛の中へ。

何に遠慮することがある。
叫べ、自分の心を。
言葉にできない想いを。

まるで、赤ん坊のように
ただ泣きじゃくってもいいじゃないか。
まるで、酔っぱらいのように、
傍若無人でもいいじゃないか。

叫べ!叫べ!

まるで、オオカミの遠吠えのように、
ぼくは、今夜は月に叫ぶ。
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# by satsuki_ok | 2004-12-25 19:24 | sensitive plant

まぼろし

ぼくの中の貴女には、
形がない。

ぼくの中の貴女は、
文字でもない。

たとえていうなら、
香りのような
たとえていうなら
妙なる調べのような
目には見えないけれど、
感じる心。

ぼくの心も見えないでしょう?
ぼくの命も見えないでしょう?

だけど、
これ以上に確かな存在などない。

言葉も肉体も
心を感じる以上に
確かなものなどないんじゃないかな。

愛は人の心の中にしか、住むことができない。

目に見えるそんな世界に物理的な形では存在しない。

信じる以外にぼくに何ができるだろう。

貴女が本当はどんな人であるにしろ、
あの時ぼくが感じた心は
本物だった。

ぼくが貴女に恋してしまったことは、
貴女には申し訳ないけれど、
本当なんだ。

応えてもらえなくても、
貴女に嫌われているとしても、
誰かになんと云われても、
貴女に他に好きな人がいても、
恋をした事実は変わらない。

ごめんね、好きになってしまって。
ごめんね、忘れることもできなくて。
ごめんね、ほんとに。

誰も見ていない。
ぼくだけの心の結晶。

粉々に散ったなら、
カオスから、希望が見えるだろうか・・・。
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# by satsuki_ok | 2004-12-25 19:24 | sensitive plant

海と空

せつなさが海
恋しさが空
海と空が交わることはない。

互いに写してみるけれど、
交わることの決してない運命(さだめ)

こんなにも
胸が痛むのは、そのせいなのでしょうか。

主よ、貴方の作られたこの世界。
ぼくは苦しみながら生きていくのですね。
喜びを受けることなく、
ただ、耐えぬいて・・。

ひた走るその先に
主よ、貴方が待っていてくれるのでしょうか。
あの人は、そこにいるのでしょうか。

あの人がそこにいるなら、
ぼくは耐えていきます。
この肉体から、魂が解放されるときまで。

あの人のために祈るように、
あの人に恥ずかしくない生き方を、
ぼくは生きたいとおもう。

貴女に出会えたから、
ぼくは、生きる意味を知ったのかも知れない。
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# by satsuki_ok | 2004-12-25 19:22 | sensitive plant

祈り

神様に愛される過ぎると、
早くに、おそばに呼ばれちゃうんだよ。

虹を見つけた喜びを
分かち合ったあの友人。
優しすぎたあの人。
まっすぐに生きたあの人も。
真夏の青空の下、空に帰ってしまった。

きっと、貴女の大切な人も。
愛されすぎたんだね、神様に。

ぼくは、まだ、こうして生きている。
きっと、だめな奴だから、
まだ、呼んでもらえないんだね。
しなければいけないことが残っているんだね。

貴女も、
貴女の望む人に出会えるといいね。
いつかきっと貴女にも現れるだろうね。
ぼくは、そう祈るよ。
貴女がその人に出会えるために。

貴女の笑顔、守れる人が
貴女の幸せを、守れる人であるように。
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# by satsuki_ok | 2004-12-25 19:21 | sensitive plant

恋の適性

恋に適性があるならば、
ぼくは最も向いていないのだろう。
恋愛に適性試験があるならば、
ぼくは、間違いなく落第だ。

薄ら笑いを浮かべながら、
もしくは、高笑いしながら、
誰かの心をもてあそぶようなことは
ぼくにはできない。

悲しい人だと、やはり思う。
あの人の涙は、
きっと、誰よりも熱いのだろうと、ぼくは想う。

恋しい気持ちは誰よりも強いのに、
恋することをおそれてるあの人。

情熱は、いつか冷める。
思い込みなら、いつか目が覚める。
言葉に振り回されて、
心を見失ってしまったのだろう。

時間がかかるだろうね、きっと。
受け止めることも、拒否することもできない
それが貴女だ。

どうでもいいと思いながら、
気にかけてしまう。
愛らしい人だ。

貴女がぼくを本当に理解する事は、
おそらく、これから先もないのかもしれない。

自分と深く向き合うことを避けていては、
通れない道がある。
誤魔化しながら生きることは、もう二度とできないだろう。

直面した問題に、逃げ道はない。

削除しても、消えないのだよ、人の想いは。
たとえその人がこの世からいなくなったとしても、
消えたりはしない。

貴女も知っているのだろう。

深い想い。

「愛」とはそういうものだ。
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# by satsuki_ok | 2004-12-25 19:18 | sensitive plant