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HERMANN HESSE PAGE JAPAN
TRAUM VON DIR


Oft wenn ich zu Bette geh
Und die Augen fallen mir zu,
Mit nassem Finger klopft am Sims der Regen,
Da kommst mir du,
Schlankes z?gerndes Reh,
Aus Trauml?ndern still entgegen.
Wir gehen, oder schwimmen, oder schweben
Durch Wald, Str?me, plauderndes Tiergev?lk,
Durch Sterne und regenbogenfarbenes Gew?lk,
Ich und du, unterwegs nach dem Heimatland,
Von tausend Gestalten und Bildern der Welt umgeben,
Bald im Schnee, bald in Sonnenflammen,
Bald getrennt, bald nah zusammen
Und Hand in Hand.

Am Morgen ist der Traum entflossen,
Tief sank er in mich hinein,
Ist in mir und doch nicht mein,
Schweigend beginn ich den Tag, unfroh und verdrossen,
Aber irgendwo gehn wir auch dann,
Ich und du, von Bilderspielen umgeben,
Fragend durch ein verzaubertes Leben,
Das uns t?uschen und doch nicht betr?gen kann.




                                  

おまえの夢


幾度となく、ベッドに伏して
まぶたが重くたれ
雨つぶが濡れた指で軒をたたいて
そうしておまえがやってくる
おずおずと、しなやかなかもしかよ
夢の国からしずしずとあゆみきて
わたしたちふたり、そぞろあるき、泳ぎ、ただよう
森を、流れを、ささやきかわすけものの群れを
星々のあいだを、虹色の雲のなかを
わたしとおまえ、ふるさとをめざしながら
世界に満ちる幾千もの形象にとりかこまれて
雪のなかに、太陽の炎のなかに
離れ離れになり、近々とより添い
手に手をとり合って

朝になれば夢は去り
深々とわたしのなかに沈んでゆく
わたしのなかにあり、わたしのものではない夢よ
黙してわたしは一日を始める、楽しまず、心はわずらい
それでもまたいずこにか、ふたりしてゆこう
わたしとおまえ、ものたちの戯れにとりかこまれ
問いかわしつつ、魔法のいのちのなかを
それは夢のまやかし、そして夢の真実


( 島途健一 訳 )
# by satsuki_ok | 2005-04-19 02:49 | 芸術?

二番目に言いたいこと

一番大切な言葉は胸の中
だからきっと口から出る言葉は
二番目に言いたいこと

澄みきったこころの中を
朝陽の中に浮かべてみる

生まれたばかりの一日が
主とともにあるように

迷いながら手探りでさまようような夜
一つのともしびが照らしてた

感謝するその気持ち
ただ祈り静かな時を紡いでいく
# by satsuki_ok | 2005-04-14 06:30 | sensitive plant

屋根裏の子猫

屋根裏で産まれたばかりの子猫のミーミーという声がする。
どうやら野良猫が屋根裏で子ども産んだらしい。
春だというのに、まだ肌寒い。
きっと、屋根裏の暖かさが恋しかったのだろうな。。。

ものを言わない動物、植物。。。
そのいのちに思いをよせる
生きているんだね。。。彼らも。。

こころが通じ合うことがある。
言葉がわからなくても通じることがある。
言葉が多くてもわからないことがある。
不思議なものだな。。

今夜は雨が降っている。
神の御言葉が与えられながら、
なぜ道に迷うのだろう。。。

その声が聞こえないように
その御心が見えないように
ぼくはなぜに道に迷うのだろう
なぜためらってしまうのだろう

罪人にも雨は降る
本能にも雨が降る

屋根裏で母を呼ぶ子猫の声
薄暗い夜に溶けていく

飢えたなら飽き足りる
貧しければ富んでいく

その至福の安らぎを
その極上のほほえみを
ぼくはぼくを愛してやまない主に
ただ感謝して捧げたい
# by satsuki_ok | 2005-04-12 20:05 | sensitive plant

吐き気

あまりのおぞましさに吐き気がする
素肌に虫が這い回るような
そんな忌み嫌うべく気配がする
ヘドロのようなその世界
汚らわしさに反吐が出る

潔癖症だった幼いぼくが
世の中に適応するため身につけた
そんな仮面がはがれてく

よるな、触るな

汚物の中に素手をつっこみかき回す
悪臭漂うその薄汚い手で触るんじゃない

ぼくは断固拒否をする
もうそんなことでは揺るがない
ぼくの過去にさようならを言わせてもらう

二度と振り返ることはない
# by satsuki_ok | 2005-04-11 21:53 | sensitive plant

桜降る雨

舞い散る桜の花びらに
はらりぱらり

小枝を伝い流れる雨粒

鼓動叩くリズムの中で
刻みついてるいのちへの感謝

生きてる喜びかみしめて
舞い踊る夢のかけら

ほろ酔い下弦の月など見てしまう

ぼくという名のいのちの中に
あなたはなにを見るのだろう

途切れそうなブレスだけ
フーッと一息吐いたなら
静かに流れる血潮の色

声にならない想いだけ
祈りを込めて夜が遠ざかる

~Beams  by-AGATSUMAⅡによせて~
# by satsuki_ok | 2005-04-10 22:25 | sensitive plant