あじさいの花 『忍耐強い愛』
2004年 12月 25日
雨が降っても、炎天下でも・・・
たとえ誰にも見てもらえなくても、
あなたが見つけてくれるかもしれないから。”
夏のあじさい。
そのいじらしさがぼくを虜にするのだろう。
理性でなく、本能のままに咲くその姿。
あなたが命の限り
華ひらいたその瞬間をぼくは見届けるよ。
あなたが枯れゆくまで、この愛しさは変わらない。
ぼくは可憐なあなたを知っているから。
愛してるとは、そのままの姿を受け入れること。
手折ることはできない。
その場所で、この時に咲いているあなたが
輝くように美しいから・・・。
幼い頃から、ぼくはそうして生きてきたんだ。
愛は奪うことじゃないと・・・。
そっと、雨に濡れたガクに触れてみる。
冷たい感触がぼくを震わせる。
こんなにもぼくを魅了するあじさい。
その命あることに、ぼくの心はふるえる。
by satsuki_ok
| 2004-12-25 17:16
| sensitive plant