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初めての聖書

大学生の時、初めて聖書を手にした。
自分には、不似合いな<聖い>事ばかりが書いてあるのだろうと思っていた。
旧約時代から読み始めたら、まるで人類の黒歴史だった。
人間くさく、いや、ある意味、恐ろしいほどのえげつない利己的な集団として、人が描かれていて、吐き気を催すほどの場面もしばしばあった。
それがイエスキリストが登場してからは、憐れな集団になっていく。
十字架の場面を除いては。
愛だと、ヨハネはいう。
イエスの愛以外話したくないとまで、ヨハネはいう。
入信は、ヨハネの福音書を読んでからだった。
理屈でなく感じたそれを手放したくなかった。
あぁ、探していたものに出会った。
そう思った。

心のどこも痛まない。
そんな愛だった。
by satsuki_ok | 2018-07-16 15:15 | パンの耳